価格も単価も過去最高 最高枝肉180万円超 関係者、高値に沸く A―5が5頭 JA石垣牛枝肉共励会

今年初めて開かれた肥育部会主催の枝肉セリ、過去最高の高値に沸いた=八重山食肉センター、大浜
今年初めて開かれた肥育部会主催の枝肉セリ、過去最高の高値に沸いた=八重山食肉センター、大浜

 今年初めてのJA石垣牛枝肉共励会(石垣牛肥育部会主催)が19日、八重山食肉センター=大浜=であり、12頭が出品、平均価格が126万5613円、平均キロ単価は2810円のセリ値を付け、いずれも過去最高を記録、関係者を喜ばせた。最優秀賞は牛種子牧場、優秀賞に「とー家(や)ファーム」、優良賞はサンニ産業の枝肉が選出された。

 

 最優秀枝肉は180万9500円(キロ3500円)、優秀が148万4700円(同2940円)、優良が125万2680円(同2860円)でそれぞれ競り落とされた。


 出品平均で、枝重は447㌔、ロース面積が57・7㌢、バラ厚は7・8㌢、皮下脂肪が2・9㌢、歩留まりは73・9。霜降り度を示すBMSは6・7(かなり良い)、肉の色を表すBCSが4・2(やや良い)だった。


 上物とされる格付けA―4以上の枝肉が10頭、うち最上級のA―5が5頭を占め、上物率は、全国の通常出荷平均(6割台)を上回る83%となった。


 前回、昨年11月の共励会に比べ、最高販売価格で48万1千円、キロ単価が688円、平均価格は34万4千円余り上回った。平均価格と平均のキロ単価は、枝肉共励会が始まった2000年3月以来、最高値。昨年の全国平均販売価格に比べ、キロ単価は1千円ほど高いという。


 審査した日本食肉格付協会沖縄事業所の吉岡康生所長は「全国の和牛と比較しても肉質がかなりいい。今後は枝重とバラ厚を増やし、サシ(霜降り)を充実させるのが課題」と指摘した。


 肥育部会の仲大盛吉幸・部会長は「予想を大きく上回る価格だ。生産者の努力が評価された。観光客の増加とともに、石垣牛の需要も大きく伸びており、今後は年間1千頭の出荷を目指したい」と、過去最高の高値に興奮冷めやらぬ様子だった。セリには地元の食肉店など10業者が参加。最優秀は金城冷凍食品、優秀が㈱高那、優良枝肉は(有)サンニ産業がそれぞれ購入した。