尖閣周辺の本マグロ…

 尖閣周辺の本マグロの漁場での台湾漁船の操業を認めた日台漁業協定、尖閣問題で台湾を日本側に取り込むことで中国との連携を阻止する狙いがあり、地元八重山の漁業関係者の反発に「もっと大局的な目で見て欲しい」とする声もわずかながらある◆しかし、日本と台湾で尖閣周辺海域を共同利用することが日本の尖閣実効支配を強めるものになるのか疑問である◆なによりも、海上保安庁の巡視船乗組員が、台湾漁船と中国漁船をはっきりと認識出来るのだろうか。何をするか分からない中国は台湾漁船を中国漁船に偽装する可能性もある◆さらには、中国公船が台湾漁船を洋上で臨検した後に操業を続行させると、中国が尖閣周辺での操業を許可したという規制事実を作り上げることになり、場合によっては拿捕する可能性もあることから、中国側に実効支配をアピールするチャンスを与える機会の方が多いように思える。現在の海上保安庁の機動力で地元漁船のみならず、台湾漁船までも中国公船から守る事ができるのか甚だ疑問で、尖閣を混沌の海にする可能性が大きい◆今回の協定は、尖閣周辺海域を実効支配してきた八重山の漁業者を最も不利な形に追い込むもので、漁業者から「裏切り行為」と言われても仕方ない。