「与那国で普及を」 バニラ苗を販売 八重農アグリリサーチ部

「与那国でバニラを広めて」と、笑顔で請舛さんに苗を手渡す部員=八重山農林高校
「与那国でバニラを広めて」と、笑顔で請舛さんに苗を手渡す部員=八重山農林高校

 八重山農林高校アグリリサーチ(農業研究)部が27日、育てたバニラ苗100本を与那国島で農業を営む請舛姫代さん(58)に販売した。


 バニラは、リサーチ部が4年前から、校内の農場で育てており、8株が高さ2㍍ほどに成長している。株は3月下旬から開花し始め、ほぼ連日、多い日で200輪が咲き誇っている。


 花弁は部員がピンセットを使って交配させ、結実期の12月に向け作業に取り組んでいる。この日午前、開花時間に合わせて、顧問の船越秀輝教諭とリサーチ部の部長、加藤亮君(2年)が、請舛さんに、交配方法を手ほどき。「直射日光に当てない」など、バニラを育てるコツを伝えた。


 請舛さんは「ハーブが趣味で、バニラ栽培に挑戦してみようと思った。苗を大切に育てて、いずれ商品化できれば」と笑顔を見せた。


 加藤君は「ぼくも部に入って1か月くらい。バニラ栽培を勉強している途中。ぼくもこれからバニラの勉強を続けるので、請舛さんは与那国島でバニラを普及させてほしい」と期待を込めた。


 船越教諭は「八重山で、本格的にバニラ栽培をする農家は、請舛さんで2軒目になる。バニラは露地栽培が可能で八重山は栽培の適地。希望者には苗を販売して栽培指導もするので、八重山にバニラが広がってくれれば」と話す。


 バニラ苗の注文は82ー3955八重山農林高校まで。販売代金は県に納付する。