協定見直し否定的 「ルールづくりで要望反映」 日台漁業

加藤官房副長官に日台漁業協定の見直しを要請する伊良皆議長ら要請団(1日)
加藤官房副長官に日台漁業協定の見直しを要請する伊良皆議長ら要請団(1日)

 石垣市議会(伊良皆高信議長)、八重山広域市町村圏事務組合議会(仲間均議長)の要請団9人は1日、東京で加治屋義人農水副大臣、加藤勝信官房副長官などと会い、日台漁業協定の見直しを要請した。要請団によると、加治屋副大臣らは「操業のルールづくりの中で皆さんの要望を反映させたい」などと述べたが、協定の見直しには否定的な考えを崩さなかった。要請後、仲間議長は取材に対し「見直しは無理という感触を受けた」と語った。

 

 市議会、広域議会とも4月の臨時会で協定締結への抗議と見直しを求める意見書を可決していた。久米島町議会の喜久里猛議長ら町議2人も要請に合流した。


 加治屋副大臣らは協定の見直しについて「相手がある交渉ごとなので厳しい」との認識を強調したという。


 要請後、伊良皆議長は「操業のルールづくりの前に、元に戻せというのがわれわれの要請。納得できない」と不満をあらわにしたが「ルールづくりに地元の声を反映できるようになったのは一歩前進だろう」との見方も示した。


 仲間議長は「中国や台湾という無謀な隣国に、沖縄はまたやられてしまうのかと感じた」と失望感を隠さなかった。


 本川一善水産庁長官は2日に久米島町、3日に宮古島市と石垣市を訪れ、協定について漁業者と再度意見交換を行う予定。