「移動図書館」が利用増加 12年度、3760冊

昨年11月に小浜島で行われた移動図書館での読み聞かせの様子(竹富町教育委員会提供)
昨年11月に小浜島で行われた移動図書館での読み聞かせの様子(竹富町教育委員会提供)

 竹富町教育委員会と県立図書館が町内で実施している「移動図書館」の2012年度の利用実績がこのほど発表され、利用者、貸し出し冊数が増加していることが分かった。町教委では今年度も昨年度同様に移動図書館を実施し、利用者を増やしていきたい考え。

 

移動図書館は、図書館未設置町村の住民に読書機会を提供するため、県立図書館が町村教育委員会と連携して開催している。
 町内での移動図書館は、09年度までは県立図書館八重山分館が西表東部、西部地区で年に1回ずつ実施していたが、10年度からは離島読書活動支援事業として町内4地区で実施。11年度は町内8地区で年2回ずつ行われた(鳩間、船浮は1回)。


 12年度は、町内8地区で移動図書館を実施。これまで小中学生や主婦が中心だった利用者層を拡げようと、一部の地区では開催時間を午前11時から午後7時までに設定した。事前に地域から本のリクエストを提出してもらい、移動図書館の貸し出し本のリストに加えた。このほか移動図書館の開催に合わせ、講師による読み聞かせ会なども行っている。


 12年度の利用者数は621人で、前年と比べると153人の増加。貸し出し冊数も3760冊で、前年より901冊増えた。
 地域からは「1日で終わらず、2日ぐらいやってほしい」「20代から30代の男性向けのビジネス書が欲しい」などの意見があった。


 町内では、今年度も4月末から移動図書館が始まっており、町教委は「なるべく地域の要望に応え、利用者を増やしたい」としている。