あすから愛鳥週間 八重山は野鳥の宝庫

 野鳥保護と自然保護思想の普及を目的にした愛鳥週間が10日から始まる。アメリカで生まれたバードデー(鳥の日)が、日本では鳥類保護連絡協議会(現・㈶日本鳥類保護連盟)が1950年から、1週間の取り組みに設定。全国各地でさまざまなイベントが開かれる。週間を前に、カンムリワシ・リサーチの佐野清貴代表に、八重山でのバードウオッチングの方法や魅力を聞く。

 

佐野さんに魅力聞く

 


石垣島でのバードウォッチングのお勧めポイントは名蔵アンパル(干潟)やバンナ公園、字新川と名蔵の水田、於茂登岳周辺の嵩田林道、石垣青少年の家―。竹富町では西表島が中心になります。


 八重山で確認されている野鳥は300種を越え、面積に比べ種類が豊富で、島という独自の環境で進化した亜種も多いのが特長になっています。八重山は、国内有数の野鳥の宝庫で、ウォッチャー(観察者)あこがれの地。野鳥観察を目的にした観光客も毎年大勢、訪れています。


 愛鳥週間のこの時期は、石垣島ではカンムリワシをはじめ、多くの留鳥・夏鳥が子育ての真っ最中。鳥類の活動が活発になる時期で、運が良ければヒナにエサやりする親鳥の姿も観察できます。
 バードウォッチングに必要な道具は、双眼鏡や鳥類図鑑、メモ帳、カメラなど。録音機器があれば、鳴き声も記録できます。双眼鏡は8倍から10倍の倍率で、視野の広いものが使い勝手がいいようです。服装や靴は丈夫で動きやすいものを、虫刺され対策で長そでの服を選びたいですね。


 鳥は色が識別できるので、自然に溶け込む地味な色の服にしましょう。ポケットがたくさんあるベストを身に付けると、何かと便利です。
 注意しなくてはいけないのは、野鳥の活動のじゃまをしないこと。特に、子育て中の親鳥はそっと観察することが大切です。観察が子育ての支障になってはいけません。周辺の環境を汚したり、大きな音を出さないようにしましょう。


 この時期、ハブの活動も活発化します。ハブにはくれぐれも注意を。危険な場所には近づかないことが大切です。熱中症対策としてのこまめな水分補給も忘れずに。
 バードウォッチングの魅力は美しい自然の中で、さまざまな個性を持つ野鳥の生態を観察できること。鳥同士を比較したり、鳴き声を聞いたり、あきることがありません。愛鳥週間をきっかけに、多くの人たちが野鳥の魅力に気づいてくれるといいですね。