
第29回ゴーヤ品評会(主催・市老人クラブ連合会)が8日、市老人福祉センターで行われ、市内各老人クラブ会員が精魂こめて育てた自慢のゴーヤ25点が出品された。審査の結果、露地栽培の部に石垣英忠さん=石垣尚寿会=、ハウス栽培の部に山城正子さん=宮良老人クラブ=が、それぞれ一等賞に輝いた。第26回から露地、ハウス栽培の部門に分けて審査している。
今回の品評会は4月からの日照不足や低温など天候不順の影響で出展が例年より少なかったが、見事に実った中長、潮風などの品種のゴーヤが出品された。
会場には、丸々と太った見事な出来映えのゴーヤが並び、県八重山農林水産振興センターや、市農政経済課の職員5人が審査員を務め、大きさや重量、光沢、熟度、病害の有無などを慎重に審査した。
審査中には、女性部が調理したゴーヤ天ぷら、ジュースの試食・試飲会やゴーヤ苗の無料配布が行われた。
露地一等賞の宮良さんはハウス栽培も含め、
夫婦で5連覇を達成。「毎日の習慣で栽培の仕方を熟知しているが、一番大切なのは水のやり方。来年も一等賞を目指して頑張りたい」と喜んだ。
品評会は、会員のゴーヤ生産技術の向上を図り、生産活動の喜びを味わうとともに健康づくりと生きがいづくりに寄与しようと毎年開催している。一等賞以外の入賞者は次の通り。
▽露地栽培二等賞=菊池安(石垣尚寿会)
▽同三等賞=大島悦(大浜老人クラブ)
▽特別賞=盛山フミ子(宮良老人クラブ)
▽努力賞=新城惟弘(新栄町老悠会さわやかクラブ)