おかしの家パピル人気 白保唯一の洋菓子店

 字白保の小さなケーキ屋が評判だ。おかしの家パピルは、パティシエ(洋菓子職人)の安井祐策さん(52)と瞳さん(35)夫婦が3年前、赤瓦屋根の民家を借り開店した。白保の集落のほぼ中央にあり、看板を含めほとんど広告を出していないにもかかわらず、味が「口コミ」で伝わり、隠れた人気店となっている=写真。


 安井さん夫婦はともに大阪府出身。2人は石垣島のホテルで職場結婚。ホテルを辞め友人の紹介で白保に引っ越し独立、開店した。瞳さんは「小さな集落での開店で、最初は不安があったが、開店から1年くらいでどうにか常連さんもつくようになった」と話す。


 祐策さんは労働大臣検定に合格した洋菓子の1級技能士。白保集落で初めての洋菓子専門店は徐々に評判となり毎日、夕方には商品が売り切れるほど、集落の名店となった。


 洋菓子一筋の祐策さんのケーキは、地元の素材を使い、健康的で鮮やかな飾り付けが特長。毎日、10種類ほどを作り、小ぶりなショーケースに並べている。


 パピル(方言で蝶)の名は、白保の豊年祭の演目にちなんで付けた。瞳さんは「これからも地元に愛される店作りを心掛け、おいしいケーキを提供していきたい」と白い歯をこぼした。パピルは母の日のケーキの注文を受け付けている。注文は050・3760・1622パピルまで。