中国船包囲「恐怖なかった」 政府は毅然と対応を

尖閣問題のインタビューに応じる仲間市議=15日午前、石垣市大川
尖閣問題のインタビューに応じる仲間市議=15日午前、石垣市大川

仲間市議インタビュー

 


尖閣諸島海域で釣りをしていた八重山の漁船「高洲丸」が13日、領海侵犯した中国公船3隻に一時、包囲された事件を受け、八重山日報社は15日、乗船していた仲間均市議に当時の状況を聞いた。


 ―今回の事件をどう思うか。
 「中国公船の領海侵犯が常態化し、彼らは尖閣海域の日本漁船を追い出そうとしている。しかし(今回の出来事で)力では追い出せないことが分かったはずだ。彼らは尖閣海域が自分たちの領海ではないことを知っており、領海侵犯はパフォーマンスだ」


 ―4月には「頑張れ日本!全国行動委員会」の釣りツアーが中国公船に威嚇され、石垣島に逃げ帰った。
 「その事件に対する悔しい思いがあったから、私は逃げなかった」


 ―包囲された時はどう感じたか。
 「尖閣海域に行くたび、危険が待ち構えていることは感じている。囲まれたくらいでは驚かない。恐怖心は全くない。われわれは囲まれている間、ラーメンを作って食べていた(笑)」
 「中国公船の領海侵犯は予測していた。攻撃を仕掛けてくるかと思ったが(包囲されたものの)実質的には攻撃はなかった。高洲丸に突っ込もうと思ったら、できたはずだ。しかし、われわれが釣りをしているのを見ているだけだった。彼らも国際紛争を起こしたくないと思っているのだろう」
 「海保は一晩中、われわれを警護してくれた。午前3時ごろに目が覚めると、すぐそばにゴムボートがいた。職員の赤い顔を見ると、寝ていないことが分かる。領海を守るため日夜、奮闘している海保に敬意を表したい」


 ―尖閣問題に取り組んでから18年になると聞いているが、現状をどう思うか。
 「最悪の状況にある。中国は日中中間線近くにガス田を作ったころから、本気になって尖閣を取りに来ている。日本政府の国有化がきっかけではない」
 「中国には軍備増強と、太平洋に抜けるルートを確保するという戦略がある。尖閣を取られると、沖縄は非常に厳しくなる。中国は今、沖縄も自分たちのものだと言っている。そういう恐ろしい国が、キバをむいて襲いかかってきている。交戦権を否定した憲法9条は改正するべき。平和とは力と力の均衡だ。日本政府は毅然とした対応を取り、国民の生命財産を守るべきだ」