13日付の本紙では…

 13日付の本紙では「琉球独立論」を唱える石垣市出身の松島泰勝・龍谷大経済学部教授のインタビューを1面トップで取り上げた。これに対し、読者からは「琉球独立論をこのように扱う報道姿勢に失望した」などと厳しい抗議の声が殺到した。図らずも琉球独立論に対する八重山の人たちの違和感が浮き彫りになった◆私たちが松島教授のインタビューを1面トップで掲載したのは、現在、琉球独立論が沖縄本島を中心に脚光を浴びているという現実にかんがみ、読者に最大限の問題提起をしたかったからだ◆耳では知っていても、それが具体的に何を訴え、何を目指す運動なのかを理解してほしい。正しい情報を得た上で、是非は読者が判断するべきだ◆琉球独立論が無視できなくなっているのは、中国が沖縄の領有権を主張するカードとして、国際政治の舞台にこの理論を持ち出しているからだ。中国は琉球独立論を「育成すべきだ」とさえ主張している。琉球独立論は、八重山の人たちが考えているほど非現実的でも甘い話でもない◆本紙に対し、住民から近年にないほど強烈な抗議があったこと、そして松島氏自身から「中国を利することがないように運動を続けたい」という言葉があったことが、今回の報道の意義だったのかも、と考える。