バリアフリー観光地を目指して

先日観光客の方より「車いすの知人を島につれて来たのですが、意外にバリアフリーの観光地は少ないのですね。」と言う言葉を聞いたため、主だった公共的な観光地7か所のトイレとアクセスを確認して回った。
 1、唐人墓 バリアフリーのトイレはあるが、5月14日現在故障中。観光のための車いす可能なスロープもあるが、専用駐車場は設けられていない。


 2、御神崎 同じくトイレはバリアフリーだが、トイレに至る勾配が少し急。岬の先端までは道が悪いため、車いすで入れるのは灯台の直下まで。専用駐車場はない。


 3、川平湾 世界に名だたる観光地だけあって、かなり整備が行き届いている。トイレはバリアフリーで、グラスボート乗り場の直前まで車いすが入れる。展望台までの道も車いすで大丈夫。今のところ専用駐車場はないが、現在増設中の駐車場に、2台分ほど専用駐車場を設けられないものだろうか。


 4、米原ヤシ林 トイレはバリアフリーあり。しかしヤシ林に入るためには数段の階段を上る必要があるため、車いすでの観光は難しく、専用駐車場もない。


 5、平久保灯台 トイレはバリアフリー。灯台までの道も整備されており、勾配はきついが、車いすでも何とか行ける。取材時にも車いすを押している観光客がいた。しかし専用駐車場がないばかりか、一般の駐車場も狭く、シーズンには大混雑となる。


 6、玉取崎展望台 トイレはバリアフリー。しかし展望台までの道の一か所は勾配がきつく、車いすでの移動は難しい。専用駐車場もない。


 7、八島人工島 トイレはバリアフリー。遊具がある広場へはスロープも完備され、車いすでも問題なく行ける。ただし広場自体は芝生なので注意が必要。人工林は入口にトンブロックが置かれているが、車いすでも何とか通れる。人工島一周は問題なく出来るが、車に注意。専用駐車場はないが、駐車場自体が広いため、イベント開催時以外は問題ないはず。


 以上のように公共的な観光地を見てみると、障がい者専用の駐車場が設けられている所は今のところ一か所もなく、それ以外でもトイレや展望台に至る道の勾配がきつかったり、バリアフリーのトイレが壊れていたりしていて、障がい者のみならず、お年寄りにもあまり優しくない観光地となっている事がわかる。
 今後ますます観光客の増加が予想されるため、早急な整備を行い、世界にも胸を張れるようなバリアフリー観光地にしたいものである。