新石垣空港が開港し、…

 新石垣空港が開港し、3カ月を迎えようとしているが、お祝いムードと観光客の増加傾向に浮かれすぎて、すっかり忘れ去られている事がある。八重山の基幹産業とされている畜産に大打撃どころか、消滅の危機をもたらす可能性がある口蹄疫の防除対策だ◆以前、旧空港に設置されている靴底消毒用のマットが乾燥した状態で放置されていることを本紙で指摘したが、関係機関は職務が多忙で手が回らない等の弁解だった。畜産業界に口蹄疫侵入防止より、重大な問題が存在するのだろうかとその時、思ったことを覚えている◆筆者は残念ながらまだ、新空港で航空機利用をしていないが、知り合いや仲間が空港を利用する際に、靴底消毒マットの設置確認を依頼しているが、「なかった」との回答しか得られていない。たとえ設置されているとしても人の目に触れなければ、意識的にマットを踏む人はいないだろう。八重山の玄関口に口蹄疫侵入防止策は存在しないに等しい状態だ◆中山市長が海外路線誘致に奔走する中国、韓国、台湾は口蹄疫の常在国のはず。畜産の島で常在国の人々を直行便で招き入れるにはそれなりの対策が必要なはず。「空港は県の管轄」との言い訳が石垣市側から聞こえてきそうだが、そんな事では済まされない。