「見えたぞ南十字星」 市民対象に初の観望会 新港地区

南十字星の出現に歓声を上げる参加者、中央が通事代表理事=石垣港新港地区(人工島)、サザンゲート緑地公園。30日午後8時半
南十字星の出現に歓声を上げる参加者、中央が通事代表理事=石垣港新港地区(人工島)、サザンゲート緑地公園。30日午後8時半

 南十字星観望会が30日夜、石垣港新港地区(人工島)であり、家族連れなどが集い、日本星空3選の一つ石垣島の夜空を楽しんだ。市民を対象にした南十字星観望会は初めて。県立石垣青少年の家とNPO法人八重山星の会が主催。


 星の会の通事安夫代表理事が、2㌔先まで光が届くレーザーポインターを手に、5月の星空を解説。南十字星は、国内では沖縄地方でしか全貌が観察できないと紹介。さらに八重山地方は、大気の揺らぎが少なく、梅雨の晴れ間の夜=30日から2日間の午後8時半過ぎ=は「最も南十字星が鮮やかに見える」と指摘した。


 また、八重山地方は全天88星座中、95%にあたる84星座が肉眼で観察可能―とした上で、さそり座や牛飼い座、乙女座、ケンタウルス座、北斗七星、北極星―まで、多くの星座と星々を、レーザーで指し示し、国内有数の星空スポット八重山をアピールした。


 通事代表理事の解説のほか、星の会会員も参加者のそばで観測をサポート、南十字星だけでなく夜空を彩る星座の位置をていねいに伝えた。


 家族3人で訪れた男性(33)=登野城=は石垣島に移住して2年目。「南十字星は初めて見た。市街地から近い場所で、これほど星が見えるなんて。さすが石垣島だと思います。夜風が涼しくて気持ちいい」と、家族そろって夜空を見上げた。


 観望会は31日も午後8時から同じ会場で開かれる。参加無料だが雨天・曇天は中止。主催者は懐中電灯と双眼鏡の持参を呼び掛けている。問い合わせは電話82・7301県立石垣青少年の家まで。