「与那国に早期配備を」 防衛協、計画中断で要請へ 陸自部隊

与那国町への自衛隊早期配備を国に要請する方針を決めた八重山防衛協会の総会(31日午後)
与那国町への自衛隊早期配備を国に要請する方針を決めた八重山防衛協会の総会(31日午後)

 与那国町への自衛隊配備計画が中断している現状を受け、八重山防衛協会(三木巌会長)は31日の定期総会で、自衛隊配備計画を推進し、八重山諸島周辺の安全保障体制強化を防衛省に要請する方針を決めた。要請書では、南西諸島の平和と安定、離島住民の安全は「国益の確保にとり極めて重要」と指摘。八重山、宮古が「防衛の空白地帯」となっている現状を指摘し、与那国町への陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備計画を確実に実行するよう求めている。


 要請書の内容は今月の役員会で決めた。総会での承認を受け、今後、役員が防衛省に直接出向いて要請書を提出することも検討する。総会で砥板芳行事務局長(市議)は「与那国への自衛隊配備計画がこう着状態になっている。八重山防衛協会はかねてから、自衛隊配備を支援してきた」と要請の理由を説明した。


 三木会長は総会後の懇親会で、中国海軍の艦艇や潜水艦が沖縄周辺で活動を活発化させ、尖閣諸島周辺では中国公船が巡視活動を常態化させている現状を指摘。「わが国周辺は緊張が高まっている。防衛力を強化するべきだ」と訴えた。総会の役員改選では、会長に三木氏を再任した。任期は2年間。