「今月後半に再協議」 3市町訪問の県教育長

 八重山教科書問題をめぐり石垣入りしている県教育委員会の諸見里明教育長は7日、石垣市、竹富町、与那国町が同一の教科書を採択するための再協議について「6月後半で持つことに、3市町の了解を取り付けた」との認識を示した。


 諸見里教育長はこの日、竹富町教委を訪れ、慶田盛安三教育長に対し、3市町が再協議のテーブルに着くよう求めた。諸見里教育長によると、慶田盛教育長は「(3市町が)足を引っ張り合うのではなく、手を引っ張る形でお願いしたい」と述べ、再協議に前向きな姿勢を示したという。


 ただ、3市町では今後、6月議会が開会することから、関係者は「今月中の再協議はスケジュール的に難しい」と話しており、今月中の再協議が実現するかどうかは不透明な状況と見られる。


 意見交換後の報道陣の質問に対し、諸見里教育長は「県はどうしても中立的な立場だ」と強調。竹富町教委に教科書採択のやり直しを求める文科省の指導には従わず、3市町に自主的な解決を求める方針を改めて示した。