年甲斐もなく夜のジョギングを始めた…

 年甲斐もなく夜のジョギングを始めた。道路を走っていると、昼間気づかない風景が見えてくる◆驚くのは、背後から通過していく車の多くが、ほとんどスピードを落とさないこと。歩道がない場所では、ランナーと車を遮るものはない。ぶつからないようスピードを落とすべきなのに、そんな配慮がほとんど感じられない。すれすれで平然と走り去っていく。これでは交通事故が後を絶たないわけだ◆「八重山は人情あふれる島です」。県外では、いつもそう言って胸を張っている。それは嘘ではないが、交通マナーの悪さは、どう弁解すべきだろうか。県外の人に後ろ指を差されないようにしたい◆街灯、防犯灯の有り難さも、夜になって初めて分かる。もし真っ暗な道路だったら、目の前に穴があっても分からない。危ないことこの上ない。いくら治安がいいとはいえ、女性などは一人歩きもできないだろう。離島の離島の隅々まで光を当てる文明の利器に、改めて感謝◆20年前には軽やかだった足取りも、当時に比べ2倍の体重を引きずる今、走り出すや否や、膝やくるぶしが痛み出す。ジョギングはいつしかウォーキングに変わっている。でも「継続は力なり」を信じ、新たな発見と理想の体型を求めて、きょうも夜の街へ駆け出す。