高洲丸を威嚇か 中国船、56回目領海侵犯 尖閣周辺

 第11管区海上保安本部によると、7日午前7時25分ごろから、尖閣諸島(石垣市登野城)魚釣島、久場島周辺の領海を中国海警局の船「海警2166」「海警2350」「海警1126」「海警2102」が相次いで侵犯した。中国公船の領海侵犯は昨年9月の尖閣諸島国有化以降、56回目。


 周辺海域では、石垣市の仲間均市議と、愛媛県議、同県松山市議ら6人が乗船した石垣市の漁船「高洲丸」(高江洲正一船長)が6日に登野城漁港を出港し、釣りと視察のために航行している。


 関係者によると、海警4隻は高洲丸に接近しており、海警4隻と、高洲丸を警護する巡視船がにらみ合っている状況と見られる。「海警2350」は午後8時43分ごろ、領海を退去したが「海警2146」が9時21分ごろ、入れ替るように領海侵犯した。4隻は9時半現在、領海内を航行している。
 尖閣の領有権を主張する中国は「パトロール」と称し、連日、周辺海域で公船を航行させている。


 最近は日本側に対する挑発行為が激化しており、周辺で日本漁船を発見すると、領海侵犯して威嚇。漁船を包囲するケースもあり、領有権をアピールするための拿捕(だほ)を狙っているとの見方もある。こうした行為について中国当局はホームページで、中国領海内で不法操業している日本漁船を「排除した」などと主張している。