本土の子どもたちが…

 本土の子どもたちが石垣島で自然体験する「石垣島子育て道場」が22日から3泊4日の日程で行われ、4人の高校生が参加した。カヌー体験や黒糖づくりなど、さまざまなプログラムで石垣島の魅力を満喫したようだ。体験発表会では、受け入れにかかわった関係者から「新婚旅行はぜひ石垣島に」と気の早いリクエストも。将来の「石垣島ファン」を生む好企画になった◆新石垣空港の開港で、八重山には前代未聞の観光ブームが訪れそうな気配だが、観光を経済効果だけで考えてはいけない。観光客が島に入ってくるのは、島の精神文化を育む上でも重要なことなのだ◆脈々と受け継がれる島の伝統文化といえども、内輪の行事にとどまっているうちは将来に向けた発展性はない。村の秘儀は別にしても、外部の目にさらされ、シビアな評価を受けることで、長所も短所も客観的に明らかになる◆住民にとっても、観光客と触れ合うことは貴重な経験だ。都会の人たちの論理や生活様式を理解することは、いい刺激になる。島の限られた人間関係では気づかないことも見えたりする。都会の風に接したからといって、住民が変わる必要はないが「知る」ことは必要だ◆住民全部がホストだという意識を持って、観光客を温かく迎えたい。