昨日、9月1日は関東大震災…

 昨日、9月1日は関東大震災から90年の節目。東日本大震災からは約2年半だ。人間の力を遥かに超えた災害の恐ろしさを改めて感じる◆八重山が経験した大災害といえば1771年の明和の大津波だ。考古学的な調査で、八重山は太古から津波の常襲地帯であることが明らかになっている。津波のサイクルを考えると、明和の大津波から240年を経て、そろそろではないか…という危機感が高まる◆そうした中、石垣市、竹富町、与那国町とも新庁舎建設計画が取り沙汰されている。与那国町は津波の危険性を明確に意識しており、津波到達予測をもとに、新庁舎は現在より高台に移すことも含めて検討しているようだ。竹富町の新庁舎建設は役場移転問題が絡み、なかなか具体化しないが、西表島の予定地は河川の近くにあり、防災上の問題点が指摘されている◆石垣市の現庁舎も津波の脅威にさらされる位置にあるが、地元、美崎町の住民は移転に猛反対している。他地区の住民からも、市役所を高台に移すべきだという意見はほとんど出ていない。市は建設位置の決定を持ち越しているが、現状だと美崎町での建て替えが有力だろう◆いずれにせよ、新庁舎は防災を最大限に意識した設計でなくてはならない。「百年の計」が求められている。