17日の「とぅばらーま大会」が…

 17日の「とぅばらーま大会」が近づいてきた。旧暦8月13日の月をバックに、古来伝わる情歌の旋律を切々と聞かせるイベント。歌詞は男女の愛が代表的なテーマだが、家族愛であったり、自然であったり、戦争と平和であったりする。八重山生まれでない人も、あの優美な旋律を聞くと、胸を締めつけられる思いがすることだろう◆郷土史家としても知られる大田静男さんが昨年上梓した「とぅばらーまの世界」には、さまざまなとぅばらーまの歌詞が収められていて、興味深い◆大田さんは「八重山には「ウターイズスドゥヌシィ」(歌は歌うものこそ主)という言葉がある。相手に訴えるのに他人の言葉は要らないとの意であろう。歌の根源を指している気がする」と指摘する。とぅばらーまには、時代によって、さまざまな歌詞が生まれる面白さがある◆「人(ピィトゥ)ぬ生(マ)りや なあー生り生りら 自分(ドゥー)しどぅ 自分ぬ運命(ミチィ)や 拓(ア)けーぱるら」。自分の人生は自分で切り開くべきだ、という意味。郷里から遠く離れた人に送りたい◆「罰(バジィ)ばかび ぱるみちん 走(パ)りぶすみ 罰ばうけー いくみちん 行きぶすみ」。女の心を踏みにじったプレイボーイめ、地獄に堕ちろという意味。同感同感。