ルールとはどんなものだろうか…

 ルールとはどんなものだろうか、多くの人はおそらくこう思うだろう。異なる団体や組織が集まり、ひとつのことを共に成し遂げようとする場合に必要とされる決まりごと。しかし、それには相手が、決まり事を実行するという前提が必要だ。ルールを守らない相手と約束しても何の意味もない◆しかし、ルールを守らなかった者が、新たなルールを提案した。9日に開かれた教科用図書八重山採択地区協議会の臨時会での竹富町教育委員会だ。協議会委員に教員を加える規約改正案である◆各教育委員会の採択した教科書が同協議会の選定と異なる場合、再協議し決定するはずだったが、竹富町教委はそれを拒否し、独自に決めた教科書を使用し続けている◆八重山教科書問題は、裁判で石垣市と与那国町教委の正当性が明らかになったにもかかわらず、竹富町教委は、裁判結果の軽視と受け止められかねない状態を続けている。新たなルールを提案するのであれば、自らが現行ルールを守るべきだろう◆八重山教科書問題の裁判は町民や市民が訴えたもので、当の竹富町教委は傍観者に徹している。自らに正当性があると主張するならば、司法の場で自らが訴えを主張し、判断を仰ぐのが筋だ。今の状況は「他力本願」と言えるのではないか。