玉津博克教育長の不信任決議が…

 玉津博克教育長の不信任決議が可決され、波乱のうちに幕を閉じた石垣市の9月議会。本来なら与党多数のため、こうした決議は通らないが、与党の造反劇があった。では誰が造反したのか。無記名投票だったため確かなことは分からず、市民の間では「○○議員では」「いや××議員だ」といまだに疑心暗鬼(?)が続く◆民主主義社会では政治家の思想や行動は基本的に有権者にオープンであるべきなのだから、議会で無記名投票が採用されることには疑問が多い。議員が何にどう投票したかは、有権者にとって次回の選挙で重要な参考になる◆これまで市議会は起立による採決が普通だったが、回は与党の造反を誘いたい野党と、市長に批判的な与党の思惑が一致し、急きょ、多数決で無記名投票が決まった経緯がある◆同時に提案された漢那政弘副市長の辞職勧告決議も、本来なら賛成票であるべきものが、反対票にカウントされたため、結果が変わったなどとうわさされている。すべて無記名投票が招いた混乱だ◆教育長の不信任決議は議会史上初という話もあるが、そもそも議会には教育長を罷免する権限がないのだから、こうした決議の妥当性そのものも議論されなくてはならない。何かと課題を残した議会だったと言える。