環境保全活動で…

 環境保全活動で石垣市の長年の懸案となっている赤土流失防止策に、紅いも栽培が名乗りを上げそうだ。夏植えのさとうきび栽培では、1月から3月までの収穫期を終えると、8月から9月まで畑は土がむき出しの状態で、大雨が降ると赤土が海へ流れ込み、サンゴ礁と島の間の内海は赤く染まり、サンゴの生育を阻害すると言われている◆これまで農家が実行できる赤土流失防止策は、畑の周囲にグリーンベルトとして月桃などの植物を植えるものがほとんど。しかし、八重山では月桃の利用業者がほとんどなく、換金作物としての価値は低いのが現状◆紅いもは、八重山圏域への観光客の増加に伴い、土産用菓子の材料としてニーズが高く、品薄状態が続いる。栽培期間は、5~6カ月で、さとうきびの間作として導入すれば環境保全型の換金作物として有効と思われる◆更に、紅いもを材料に使う加工・販売業者は、島内産の紅いもを積極的に使うことで、赤土流失の防止という環境問題に貢献する企業であることをアピールすることが出来る◆行政側が、環境問題に貢献する企業・商品を認証して県内外にアピールする策を講じるころが出来れば、1次、2次、3次の全ての産業にメリットがあり、エコアイランドとして全国に発信できる可能性もある。