中国の実態㊦ 兼次 映利加

講演する坂東忠信氏
講演する坂東忠信氏

 前回までに引き続き、浦添市での講演をもとに書いていきたいと思います。
 講師の坂東忠信氏(元警視庁刑事 北京語通訳捜査官)には『中国共産党による沖縄侵略の危機』という演題でお話をいただきました。

 

坂東氏は警視庁時代、中国人犯罪を1400件も扱っており、中国人の考え方や行動パターンを非常に熟知されています。あたたかい沖縄の風土や明るい気質が大好きで何度も沖縄に足を運んでおり、尖閣問題を抱える沖縄の現状を憂慮している一人でもあります。


 今回の講演では、この十月に着工予定の那覇市若狭に建てられるという龍の柱の例をとり、中国ビジネスのピンハネの常識や、なぜ中国人が短期間でひとつの場所に増加するのかなど、普段のわたしたちの考えからは予想もつかないようなお話をされました。(※龍の柱というのは、那覇市花とみどり課によると2012年の12月の議会で決定されたもので、建造目的は観光、友好都市である福州市との交流記念。立案者がはっきり明かされず、最も問題なのはその予算として一括交付金2億5千万が使われるというのに市民のほとんどがこの計画を知らないこと、工事のほとんどが中国への発注であるために地元にお金が還元されないことです。)何段階にもピンハネが繰り返されるため、できあがった建物には、かかった費用に見合う価値はないだろうということがわかります。


 「アパートの大家さんがいらしたら、注意してください。中国人に一部屋貸したら、いつの間にか建物全体が中国人だらけになっちゃったという件をいくつもみています。不法滞在や不法就労で警察のガサ入れが突然はいったらその後のアパート経営にも影響がでます。慎重に考えましょう。沖縄で独立論を唱えて中国にすり寄る人たちは一体何者でしょうか。友好都市や友好記念などの〝文化交流〟といっても生活に直結した問題になってきます。中国共産党に対し、香港では43万人、台湾では25万人という大きな規模で行われましたが、日本ではこのことは一切報道されません。日本のマスコミも異常な状態です」
 このようにわたしたちの生活に即したお話は大変わかりやすく、ゆっくりと日常に入り込んできている中国の危うさや日本のマスコミのおかしさを改めて認識した方も多かったようです。


 尖閣に最も近い八重山の皆さまには「今さら」という感じがするかもしれませんが、沖縄全体としては、中国に対する危機感がまだ足りないように感じます。明らかに領土拡大を意図している隣国の実態を知れば、安易に「米軍基地反対」、「琉球独立」とは言えないはずです。こちらは日中友好といって近づけば相手も悪いようにはしないだろうと考えますが、同じ考えが中国に通用するでしょうか。隠された実態を、もっと多くの人に知らせなくてはなりません。尖閣、八重山を手中に納めた人民解放軍が、やがて本島に上陸するときには、若狭湾から先述の〝龍の門〟を通って〝凱旋行進〟をするでしょう。中国にとって沖縄は、「もともと中国の領土」ですから、〝凱旋〟なのです。現状の沖縄をみると、そのような未来が現実になる日も遠くないと感じます。


 以前書きました通り、普天間基地の辺野古移設につきまして5万人の署名運動を継続しております。皆さまのご協力により多数の署名が集まっておりますが、あともう一歩です。皆さまのご協力が必要です。11月の締め切りまで残り時間もわずかとなりました。ぜひご協力いただけますよう098―867―4018(基地統合縮小実現県民の会事務所)までご連絡ください。またHP(http://辺野古移設署名.com/)も開設しております。切にお願い申し上げます。