中国のマスコミから…

 中国のマスコミから感じ取れる3つのキーワードは「独善的」「軍国主義」「日本敵視」である。国営放送を見ていると、連日、3つのキーワードのいずれかに該当するニュースが流される◆まずは、政府のやることは何でも正しい、という報道だ。たとえば習近平氏などの最高幹部が外遊し、他国で盛大な歓迎を受けている様子を、数分にわたって延々と放送し続ける。習氏の笑顔にかぶせるようにナレーションが入り、偉大な外交成果を礼賛する。そこには批判報道は一切ない。政府のPR番組と化しているのである◆ニュースで人民解放軍の訓練の様子が勇ましく紹介されるのも、日本では考えられないことだ。取材に当たった美人の女性レポーターが、にこやかな笑顔を振りまきながら、軍がいかに優秀で、装備が天下無敵かを強調する。映像を数分見ているだけで、この国が隠しようもなく軍事優先国家であることが理解できる◆そして執拗に繰り返されるのが日本批判だ。「日本は過去の歴史を反省していない」というのがアナウンサーの決まり文句。絶叫する安倍首相の映像などが効果的に使用され、日本が軍国主義に突き進んでいるイメージを作り出す◆尖閣諸島をめぐって八重山が対峙しているのはこんな国である。住民には覚悟が必要だ。