台風30号がフィリピンを…

 台風30号がフィリピンを直撃し、甚大な被害をもたらした。今年の台風で最も精力の強いスーパー台風となった。中心付近の最大風速は65メートルで中心気圧は895ヘクトパスカルだった◆現在分かっているだけでも2000人以上の死者を出し、今後も増えていくことが予想される◆テレビの映像でみると、被災地の様子はまるで津波が襲来したような状況で、東日本大震災を思い出させるものだった。現地では水や食料が不足し、住民が極限状態に追い込まれ、脱出することもできないという◆近年、八重山での猛烈な台風といえば2006年の台風13号だろう。中心気圧は919ヘクトパスカルで、最大風速55メートルだった。30号には及ばないが、この数字を見ると温暖化が進む将来、八重山にスーパー台風が襲来しても不思議ではない状況と言えるだろう◆東日本大震災で自衛隊が救出した住民は1万人を超えるという話を本土のジャーナリストから聞いたことがある。それは被災地に自衛隊が駐屯していたことが不幸中の幸いであったという◆今回の30号で甚大な被害を受けたレイテ島も八重山と同じ離島である。他国の侵攻を防ぎ、災害から住民を救い、復興に協力する自衛隊の駐屯に一考の価値はあるのではないか。