2014年

1月

24日

石垣市役所の新庁舎建設の…

 石垣市役所の新庁舎建設の基本構想策定委員会で、津波浸水予想図が委員会の資料から削除された。同委員会は新庁舎の基本構想の策定だけで、建設位置は決定しない。そのため、予想図が移転先を誘導する恐れがあるというのだ◆筆者の私的な見解だが、移転先次第で、どんな役割を担う庁舎になるか決めるべきだ。移転先を想定しないで基本構想に取り組む委員は、想像力に欠ける◆予想図が移転先を誘導するという委員は現庁舎の場所での建設を望んでいるとしか思えない◆石垣市が津波に襲われた場合、現庁舎周辺はがれきに埋まり、身動きが取れない状況に陥ることは、東日本大震災の映像を見れば、誰しも容易に想像できる◆人の命を守ることは当然、最重要視されるべきことだが津波襲来後、孤立する島民への支援物資の受付窓口となるべきなのが市役所◆電源を確保し、島外との連絡を取り支援物資を管理することまで考慮すべきだ。「電源確保のため太陽光発電を」という声が聞こえそうだが、パネルを設置するスペースが、庁舎への避難可能な市民の人数に影響する。津波は一瞬だが、その後の生活は長く続く◆様々な角度から災害を考え、移転先を優先し、基本構想を練るのがベストだと思うのは筆者だけだろうか。