離島の離島ではオーケストラの…

 離島の離島ではオーケストラのコンサートを聴く機会はほとんどないが、今月5日、地元で練習に励むアマチュアたちを中心に「ニューイヤーコンサート」が市民会館で開かれた。楽しい企画である◆バイオリン教室の受講者を中心に結成されたYAEYAMAストリングスの定期公演だが、今回は石垣市民吹奏楽団や沖縄本島の大学、オーケストラで活動する音楽家をゲストに迎え、大きくレベルアップした◆ヴィヴァルディの「四季」ではプロのバイオリン奏者、屋比久潤子さんがソロを担当し、楽譜にない装飾音を加えた華麗な演奏を披露。おなじみの名曲の世界を心行くまで堪能させてくれた◆市民吹奏楽団が加わったエルガーの行進曲「威風堂々」。英国の第二の国歌とも言われる名曲で、前半はさまざまな楽器がにぎやかに出入りするテンポの速い曲。ぐっとテンポを落とした後半は力強い歩みが印象的で、歌詞もつけられた有名なメロディである。弦楽器に金管、木管が加わると、響きの豊かさ、奥行きの深さが違う◆今月は海上保安庁音楽隊と石垣第二中のジョイントコンサートもあり、素晴らしかった。来月5日は陸上自衛隊中央音楽隊も市民会館で演奏する。離島の離島とはいえ、コンサートの掘り出し物は多いのだ。