何事にも疑問を持つ姿勢 辻 維周

広くアンテナを張ることが大切
広くアンテナを張ることが大切

 今、ネット上で話題になっているのは、一般財団法人理数教育研究所が開催した「算数、数学の自由研究」作品コンクールに、中学生2年生が「メロスの全力を検証」という研究作文を提出し、入賞したと言うことである。


 その研究によると、メロスは自分の身代わりとなった友人を救うために、猶予された3日間の初日と最終日を使って片道約40キロの道のりを全力で走り切り、往復したと言うことに疑問を呈している。つまりこの道のりにかかった時間を文章から推測し、往路を10時間、帰路は15時間と仮定。そこから平均速度を割り出すと時速3.9キロ=「走っていない」と言う結論を導いている。着眼点と言い、証明の仕方と言い、見事としか言いようがない。


 私が大学文学部国文学科と、同学院博士前期課程国文学専攻の両方で研究テーマとしていたのは「宇津保物語(平安前期成立=作者未詳)」であった。

 

 

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