新石垣空港開港から…

 新石垣空港開港からきょう7日で1周年。「開港効果」は観光をはじめとする各種産業や住民生活に波及。観光客数は32%増で過去最高を記録し、住民はタクシー料金並みの低運賃で飛行機を利用できるようになった◆本紙でインタビューが掲載されている石垣市観光交流協会の宮平康弘氏は、10年後をめどに観光客数150万人時代が到来すると予測する◆インパクトが大きかった出来事の一つは羽田直行便に中型機が就航したこと。地元の農水産物を新鮮なまま東京にコンテテ輸送する「フライト農業」が期待されたが、パイン、マンゴー以外の輸送は低調だという。新空港開港時までに、生産力の増強や販路拡大などの準備を整えることが地域の課題だったはずだが、結局のところは追いついていないようだ◆観光客に地元で消費してもらう仕組みづくりも進んでいないという指摘がある。美しい自然は堪能できてもショッピングできる場所が少ない。魅力ある特産品の開発などが急務◆LCCなどが安定的な運航を継続できるかも、地域住民の関心の的だ。撤退となれば航空運賃が上昇し、観光産業や住民生活に影響が出かねないからだ。地域住民としても、既存航空会社とLCCが共存できる環境づくりに一役買うことはできないだろうか。