竹富町教科書問題で文部科学省が…

 竹富町教科書問題で文部科学省がきょう、町教育委員会に是正要求を出す方針を固めた。2011年からの懸案事項はひとつの節目を迎える事になりそうだが、要求に従わなくても罰則がないことから竹富町教委の対応がいっそう注目される◆文科省はこれまで、町教委と沖縄県教委に対し、教科書無償措置法に基づき、八重山採択地区協議会で採択した教科書を使用するよう指導してきたが、県、町の教委は解決を先送りしてきた◆特に県教委は町に是正要求するようにという文科省の指示を受けながら「採択地区を分割できないか」と逆に文科省に問い合わせるなど、時間稼ぎとも取れる対応に終始した。問題になっているのは違法状態の解消である。違法状態を糊塗(こと)するのにきゅうきゅうとする姿は、とても子どもたちに見せられたものではなかった◆県教委が教科書問題を正面から受け止め、目をそらさず議論していれば、この問題はもっと早く解決していたかも知れない。返す返すも残念だ◆教科書問題は先日の石垣市長選でも話題になったが、やはり本質が見失われていると感じた。繰り返すが、法治国家である日本で違法状態が継続していることが問題である。個々の教科書の是非ではないのだ。イデオロギーが絡む余地はない。