八重山福祉保健所に…

 八重山福祉保健所に大気汚染物質PM2・5の測定器が設置された。PM2・5は中国大陸から越境して飛来している可能性が指摘されており、八重山でも懸念の声が多かった。測定器が設置されたことで、今後はPM2・5の濃度上昇などの事態に備えやすくなる◆県は昨年12月、PM2・5の濃度が環境基準値の2倍になる見込みだとして注意を呼び掛けたことがあり、越境汚染の可能性は決して杞憂ではない◆日々の測定値は県や環境省のホームページで確認できる。測定器が八重山に設置された2月19日以降、注意が必要なレベルまでPM2・5の濃度が上昇したことはないというが、住民自身が関心を持って監視を続けることも大事だろう◆越境汚染の懸念は空気だけではない。海岸では中国や台湾、さらには韓国から流れ着いたと思われる大量の漂着ごみが堆積している。他国が垂れ流したごみを、日本のボランティアがせっせと拾い集め、それでも到底追いつかない◆尖閣諸島の海域では、中国公船が連日航行し、石垣市民に威圧を加えている。そんなことに使う燃料費があるなら、中国政府には自国の大気汚染や不法投棄対策に力を入れてほしい。八重山でも尊敬されている偉大な習近平国家主席なら、鶴の一声だと思うのだが。