学力と読書量は比例する…

 学力と読書量は比例する。児童生徒だけでなく、大人の生涯学習も含めた「学力向上」に向け、今後、いろいろな場面で本が活用されなくてはならない◆ところが県立図書館八重山分館が廃止されて2年になるというのに、膨大な蔵書がいまだに死蔵されている。住民としては、分館の蔵書を石垣市立図書館に収納し、住民が誰でも読めるようにしてほしい。同図書館は石垣市だけでなく、竹富町、与那国町の住民にも図書カードを発行している◆書庫が必要になるが、分館を廃止した責任は県にあるのだから、第一に県が、それが無理ならせめて国が予算を出して整備するべきだ。それほど難しい理屈ではない◆ところが、官民でそのことを県に要請すべき協議会がなかなか発足しない。聞くところによると、構成メンバーをどうするかで意見がまとまらないという。大局的観点に立って、お互いに譲るべきは譲り、スピード感を持って問題を解決できないだろうか。現状のままでは、第三者からは内輪もめのように見えてしまう◆大阪府が行革でオーケストラの補助金をカットしてひんしゅくを買ったが、財政難を理由に図書館を潰した沖縄も、文化への無理解という点では変わらない。県が取るべき責任の所在を、いつまでも曖昧にするべきではない。