名曲「また逢う日まで」で…

 名曲「また逢う日まで」で知られる歌手、尾崎紀世彦が亡くなって31日で2年。豪快な声量で知られた。「また逢う日まで」は、恋人同士の別れをさりげなく明るいメロディで表現した曲で、70年代の大ヒット曲だった。現在でも綿々と歌い継がれている◆最近、世代を超えて息長く支持される曲が少なくなってきたと言われる。最近のアイドルや人気ロックバンドの曲は、テレビドラマやCMを利用して爆発的にヒットするが、金太郎あめのようで個性に乏しい◆肝心の歌詞を聞き取れないことも往々にしてある。違和感をぬぐえないのは、自分が古い世代に属しているせいか◆録音技術の違いも、多少影響しているのかも知れない。温かみのあるアナログ録音で育った世代には、最近のデジタル録音は聞き疲れすることがある。音の鮮明さではもちろんデジタル録音に軍配が上がるが、えてして、40年前のアナログ録音のほうに、音の粒立ちの良さを感じることがある。録音技術の差というより、エンジニアの志の差ではないか◆こんな調子で考え続けると、結論は「昔の音楽のほうが良かった」ということになる。これは間違いなく、誰が見ても「年寄りの繰り言」。でも他人が何と言おうと、AKBよりは「また逢う日まで」のほうが好きだ。