米を渡した日本兵 住民の悲惨な死も目撃 下野さん 南洋群島の悲劇語る

サイパン島での戦時体験を語る下野富雄さん=5日午後、石垣市大浜の自宅
サイパン島での戦時体験を語る下野富雄さん=5日午後、石垣市大浜の自宅

 1944年、日本の委任統治領だった南洋群島で日本軍と米軍が激突し、多数の犠牲者を出した悲劇から70年。サイパン島に移民した両親のもとに生まれ、現在は石垣市大浜に住む元高校校長の下野富雄さん(74)が5日、八重山日報社の取材に応じ、当時の体験を語った。下野さんは戦闘に行く日本兵から米の入った袋を渡され、現在も、その袋を大切に保管している。逃げようとした住民が米兵に殺害されるのも目撃。「(極限の状況で)人間の優しさや厳しさを見た」と述懐する。

 

 下野さんの一家はサイパン島のドンニーという地区で農業を営んでいた。44年、米軍の上陸で海岸部へ避難することになり、下野さんは両親や姉夫婦らとともに、牛車に乗せられて移動した。

 

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