政府は1日の臨時閣議で…

 政府は1日の臨時閣議で、集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈の変更を決定した。県議会が安倍内閣に慎重審議を求める意見書を可決するなど、県内では反対論の声が大きいようだが、八重山では反対の声はほとんど盛り上がっていない。現に他国の脅威にさらされているという八重山の地理的条件が、沖縄本島とは異なる雰囲気を生んでいるようだ◆個人であろうが国であろうが等しく自衛権を持つ。個別的自衛権であろうが集団的自衛権であろうが、それは名称の違いに過ぎず、いずれも自分の身を守る固有の権利である◆政府が国民の生命と財産を守るためには、あらゆる選択肢が許されているはずで「個別的ならいいが集団的はだめ」などという言い方は言葉遊びだ◆集団的自衛権の行使容認で「戦争のできる国になろうとしている」という一部の批判も、この意味で的外れというべきだろう◆「基地があるまちは他国から狙われる危険が増す」という反対論もある。確かに過去の戦争を見ると、基地が敵の標的として狙われる例は少なくない。しかし、そこまでやる相手はもはや確信犯であり、当方としてはいずれにせよ立ち向かうほかない。武装しているから狙われるのではなく、非武装だから狙われるというのが常識的な考え方だろう。