先日、午前中に飛行機で…

 先日、午前中に飛行機で那覇市へ行き、知人と会って、午後に石垣島へ日帰りした。知人には那覇空港まで迎えに来てもらったので、かかった交通費は航空運賃の数千円のみ。かつて石垣―那覇の航空運賃が往復で数万円だったことを思えば、1年ほど前までは予想もしなかった状況である◆沖縄本島との距離が文字通り縮まり、往来の垣根が低くなった。離島と本島の格差が少しずつではあるが縮まろうとしている◆石垣島の市街地から北部や西部に行くのと同じ感覚で那覇に行けるようになれば、住民のライフスタイルも大きく変化する◆航空運賃の劇的な軽減は、新石垣空港開港と航空会社の新規参入で実現された。開港前にも県が一括交付金を投入し、住民に限って航空運賃を軽減する取り組みを進めたが、住民の負担感は現在ほど変わらなかった。快適な空のフライトを楽しみながら、住民生活の向上は行政ではなく企業がカギを握る、と実感した◆現在の交通ネットワークを維持するためには、既存と新規参入の航空会社が共存共栄する仕組みの構築が必要だ。より広い視野で言えば、航空会社に限らず、多種多様な業種の企業が活躍しやすい土壌を八重山で作り上げていきたい。それが「新空港開港効果」の発展と持続にもつながるはずだ。