英国からのスコットランド独立を・・・

 英国からのスコットランド独立を問う住民投票に合わせ、日本でも急に「沖縄独立論」が注目を浴びているようだ。菅義偉官房長官は記者に「沖縄県には独立の論議もあるが、住民投票が影響するか」と記者に問われ、「日本では住民投票で帰属を決めることは歴史的になじまない」と述べたという◆「沖縄はスコットランドが持つ『不公平感』に共感している」などという趣旨の報道も続々と現れており、沖縄が独立を待望しているという印象を国内外に拡散している◆しかし多くの読者がご存知の通り、少なくとも八重山では「独立」の気運の高まりなど100%存在しない。スコットランド独立と沖縄独立が同じ文脈で語られている現状を、大多数の住民が奇異の思いとともに眺めている◆独立の気運の高まりが「ある」のか「ない」のかは重大な問題だと思うが、経験上、沖縄には「ない」と断言して差し支えない◆いわゆる沖縄独立論は民族的な主義主張に基づくものではなく、日米安保条約を廃棄し、米軍基地を撤去させるための道具として認識されている。そのようなものが真の意味で「独立論」と呼ぶに値するのか大きな疑問だ。他国で展開されている独立運動のケースとは全く異なり、単なる「火遊び」という呼び名のほうがふさわしい。