「不思議な存在」がブーム 「妖怪ウォッチ」石垣でも

 コンビニなどに足を運ぶと、「ゲラゲラポー、ゲーラゲラポー」と歌う曲が聞こえてくる。何の曲かというと、子どもに人気のアニメ「妖怪ウォッチ(テレビ東京)」のオープニング曲だ。エンディング曲の「妖怪第一体操」も覚えやすい歌になっている。「妖怪ウォッチ」はもともと、ゲームソフトとして販売を開始(2013年)し、最近は漫画やアニメにもなっている。人間には見えない「不思議なことをする不思議な存在」である妖怪を、特殊な時計(ウォッチ)で発見し、仲良くなってメダルに登録(ゲット)するという、「見えないものへの親和性」が人気の秘密なのだろう。(玉津盛昭)

▽妖怪ウォッチとポケモン
 アニメ「妖怪ウォッチ」は子どもたちにとても人気だ。4、5歳ぐらいの子どもが「妖怪ウォッチ」のグッズを持って歩いていたり、親子でアニメを観るなど、石垣島でもブームは健在といえる。
 別の人気アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターである「ケロマツ」のフィギュアを持ちながら、「これは妖怪ウォッチだよ!」といって譲らない子どももいた。これは「ポケモン」の存在が「妖怪ウォッチ」に上書きされつつあることを示している。両方のアニメに共通することは、妖怪なりモンスターなりを「ゲット」すること。ここに人気アニメ同士のつばぜり合いをみることができる。

▽すべて「妖怪の仕業」なのか
 「妖怪ウォッチ」が作中で定義づける〝妖怪〟は「不思議なことをする不思議な存在」であり、かつ「日常にあふれる困ったことは、すべて妖怪の仕業」と断言している。実際に、アニメの中で交通事故や仲間の秘密をばらす行為、夫婦ゲンカなどの原因は「妖怪の仕業」となっている。
 また、アニメのエンディング曲の「妖怪第一体操」の歌詞の中に、「今日は朝から寝坊した 夢の中では起きたのに どうして朝は眠いんだ?×2 ドォワッハッハー! ようかいのせいなのね そうなのね ウオッチ!今何時?一大事」という部分がある。つまり、子どもが遅刻しても、あくまでも「妖怪の仕業」であり、宿題をしなくても「妖怪の仕業」になってしまう。

▽「自分のせい」と反論を
 実際になまける理由として子どもが「妖怪の仕業」と発言した、という話は聞かないが、ここまで社会現象となってしまうと、そろそろ対策を考えたほうがいいだろう。「妖怪はいない!」とガツンと怒ってもいいのだが、アニメのストーリー展開から可能性を探ってみよう。

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