中国「釣魚島」特設サイトの虚構を暴く ② 石井 望

圖一 ピメンテル『航海術教本』 西暦1746年版
圖一 ピメンテル『航海術教本』 西暦1746年版

 チャイナ國家海洋局が平成二十六年末、新たにインターネット尖閣サイトを開設した。これまで公式見解に無かったピメンテル著『航海術教本』(Arte de Navegar)が採用されてゐる。書中で各地の經緯度を列舉(れっきょ)した部分に「レスマゴス」といふ島があり、即ち尖閣諸島だと主張する。レスマゴスが臺灣(たいわん)及びチャイナ大陸沿岸と同一欄に置かれてゐるので(圖一)、臺灣附屬(ふぞく)島嶼だといふ理屈だ。確かに欄内は全てチャイナが領有を主張してゐる地名ばかりだ。さあ日本、大丈夫か。
 ご心配には及ばない。このレスマゴスは、記載の北緯25度20分にもとづけば臺灣北方三島の一つである。尖閣ではない。欄分けも、同書の1712年初版、1762年三版、1819年四版では全く異なり、單に行數の都合で位置が上下に移動してゐるだけなのだ。新サイトでは、都合よくレスマゴス迄(まで)で欄線を引く1746年版を載せてゐるに過ぎない。以下に箇條書き形式で詳説しよう。


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