2015年

2月

10日

中国「釣魚島」特設サイトの虚構を暴く⑤ 石井望

圖五 「沖繩縣管内全圖」
圖五 「沖繩縣管内全圖」

 チャイナ國家海洋局は平成二十六年末、インターネット尖閣新サイトを開設した。史料の一つとして、これまで公式見解に無かった「沖繩縣管内全圖」が採用されてゐる。明治二十八年に刊行され、尖閣を含まないため、日本の領土でなかったことを示すのだとサイトは主張してゐる。

 サイトに詳述されてゐないが、これは最近のチャイナの研究者の妄説にもとづく。その説によれば、日清戰爭の下關條約の後に刊行されながら尖閣を含まないから、尖閣諸島は沖繩でなく臺灣(たいわん)に屬(ぞく)するのだといふ。この地圖(ちづ)の初版は明治二十七年に刊行され、二十八年一月に日本は尖閣を領土に編入し、ついで四月に下關條約が締結され、さらに現存するこの地圖の訂正増補版が同じく五月に刊行された(圖五左側)。條約を締結した後の増補訂正だから尖閣を含むべきなのに、含まないといふ理屈だ。さあ日本、大丈夫か。

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