2015年

2月

15日

中国公船「海警」は今年に…

 中国公船「海警」は今年に入っても執拗に尖閣諸島周辺を航行し、領海侵犯も繰り返している。昨年の日中首脳会談で日中は融和ムードにあると期待されたが、八重山住民にすれば、見事に期待を裏切られた形になった◆昨年12月の朝日新聞の報道によると、中国の軍艦や公船は習近平国家主席の直属組織のもとにあり、組織のメンバーが無線やテレビ電話を使って現場に指示を出すこともあるという。海警の動きが中国政府上層部の意向を直接的に反映しているのは間違いない◆海警が「配慮」らしきものを示すこともある。石垣市が「尖閣開拓の日」式典を開いた1月14日、海警は尖閣周辺の接続水域を航行していなかった。直前の1月12日、日中は尖閣周辺などの海上で不測の事態を避けるため「海上連絡メカニズム」構築に向けた実務者協議を2年ぶりに東京で開いており、海警は前日の11日から接続水域を出ていた。協議中に不測の事態が起きるのを避けたのだろう◆しかし結局、海警が接続水域で姿を見せない期間が1週間を超えることはなかった。そのメッセージは「中国は尖閣をあきらめない」の一言に尽きる◆沖縄本島では米軍を「悪しき隣人」と呼ぶことがあるそうだが、八重山で「悪しき隣人」と言えば、間違いなく中国だ。