中国「釣魚島」特設サイトの虚構を暴く⑧ 石井 望

 チャイナ國家海洋局は平成二十六年末、インターネット尖閣新サイトを開設した。その中の新たな史料として、張學禮(がくれい)『使琉球記』が有る。元々著名な古書だが、從前の尖閣論爭の中でほとんど取り上げられず、平成二十四年の『釣魚島白書』でも採用されなかった。なぜなら大陸沿岸に近い位置で「外」に出ると書いてあり、尖閣は外となるからだ。都合が惡いものはいつも無視して來た。

 張學禮の原文は「天が中外を界する」となってゐる。連載第七囘で書いた通り、册封大使汪楫が尖閣の東側で「中外の界」を記録してをり、チャイナ主張では「中國(チャイナ)と外國との分界」としてゐる。同じ基準なら、張學禮の記述は尖閣の西側、大陸沿岸附近でチャイナが終ることを示す。二つの史料は東西二つの異なる中外界をそれぞれ記録してゐる。

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