2015年

4月

14日

自民党県連の新会長に…

 自民党県連の新会長に就任した島尻安伊子参院議員が、あいさつで米軍普天間飛行場の辺野古移設反対運動に触れ「反対運動は責任のない市民運動だと思っている。私たちは政治として対峙(たいじ)していく」と述べ、移設反対派から激しいバッシングを受けている◆島尻氏の真意を推測すると、たぶんこういうことだろう。責任がある反対運動であれば、問題解決に対する何らかの対案を示すはずだ。基地をどこへ移設するのか、基地を全撤去したあとの沖縄の安全保障をどう考えるか。その答えもなく、ただ反対の拳を上げるだけでは事態は前進せず、責任ある政治家としては反対運動と対峙するほかない、と◆沖縄本島と一定の距離を置く八重山住民の視点からすると「島尻氏は政治家として、自らの信念を正直に語ったのだ」という感想しかなく、賛同するしないは別にしても、特に不適切な発言とは思われない◆むしろ「反基地」の旗印だけで、移設に前向きな発言に対し、過剰な言葉狩りに走るような風潮はまずい。私たちは政治家から本音を聞きたいのであって、政治家が委縮して何も言えなくなるような社会になってしまっては、民主主義そのものが脅かされてしまう◆重要な問題であればあるほど、賛否両論に耳を傾ける謙虚さが大事だ。