ナンヨウベッコウトンボが飛来 鮮やかな赤羽

 石垣島の前勢岳の電線にとまる不思議なトンボを発見。10日、「羽の先が透明だ。見たことがないトンボだ」という声の先に電線に沿ってとまっているトンボが1尾。羽根が4枚とも赤いトンボだ。じっとして動かない。風の抵抗にあっても、踏ん張るこのトンボは、そのうち木の葉の擬態だろか、いびつに羽を曲げてみせている。
 長くその場から動かなかったこのトンボはナンヨウベッコウトンボ。国外では、フィリピン、東南アジア諸国、ミクロネシアと広域で見られる。日本では、石垣島で1980年12月にオスの採集が一例あるだけ。南風に乗ってやってきたのだろうか。