2015年

8月

27日

ゆがんだフェンス、倒れた街路樹…

 ゆがんだフェンス、倒れた街路樹、空っぽの商品棚…。台風15号の爪痕は各地に残っている。改めて大自然の脅威を実感せずにはおれない◆今回の台風被害に遭った多くの住民から「2006年の台風13号を思い出した」という言葉を聞いた。あの時の被害も凄まじく、市街地では電柱があちこちで倒壊し、トタン小屋などが吹き飛ばされ、長期間の断水もあった。当時、被害を取材していて「こんな台風は二度とないだろう」と思ったものだが、認識が甘かった◆石垣島地方気象台によると、当時の13号と今回の15号は、ともにフィリピン周辺から北上し、西表島と石垣島の間を通過するコースをたどっており、類似性があるという◆台風から見て東側は特に風が強くなる傾向があり、ちょうど石垣島がそこに位置する。被害が大きくなるわけである。13号との比較で考えても、今回の15号は八重山にとって10年に1度の超大型台風だったと見ていいだろう◆東日本大震災以来、災害というと地震や津波に目が行きがちだったが、八重山にとって最も身近な災害はやはり台風である。八重山は台風銀座なのだから、新たな13号、15号は今後も必ずやって来る。今回の台風襲来を受け「防災」「減災」のキーワードを改めて噛みしめる機会にしたい。