伊舍堂中佐の伝記刊行 本紙連載「軍神を忘れた沖縄」 新刊

 沖縄戦の陸軍特攻第1号として出撃し、戦死した石垣島出身の伊舍堂用久中佐(戦死時大尉、特攻後、二階級特進)の伝記「『軍神』を忘れた沖縄」が閣文社から刊行された。著者は八重山日報社の仲新城誠編集長。2013年の伊舍堂中佐の顕彰碑建立時、同紙に連載された記事をベースにしている。


 特攻時は全国的に報道された伊舍堂中佐だが、約5カ月後の敗戦によって、その存在は急速に忘れられてしまう。米軍基地問題の陰で国防がほとんど語られない沖縄の現状と重ね合わせ、伊舍堂中佐の生涯、顕彰碑建立による復権を紹介する。


 伊舍堂中佐と婚約者の恋愛のエピソードも、残された手紙を通じて掘り起こした。遺族提供による貴重な写真も多数掲載している。


 179ページ。定価1550円(税別)。沖縄県内や石垣市内の書店で販売予定。