2017年

1月

24日

安倍晋三首相は今年の…

 安倍晋三首相は今年の施政方針演説で、昨年に続き石垣市に言及した。外国人観光客が増加している現状を紹介し、新石垣空港国際線の施設整備を支援する方針を表明した◆昨年は大型クルーズ船の接岸が可能な石垣港の岸壁整備を約束したほか、石垣牛も紹介していた。首相の施政方針演説に2年連続して石垣市が登場したことは地元を喜ばせている◆市関係者は「昨年は香港からの直行便が就航するなど、インバウンド(外国からの観光客)が好調だ。石垣市は全国的にも好事例ということではないか」との見方を示す◆安倍首相と石垣市の関わりは意外と深い。2013年には選挙の応援で、現職首相として復帰後初めて石垣島を訪問。安保法案をめぐる昨年の国会審議では、市議会が法案可決を求める意見書を可決したことを引き合いに「石垣市の意見を真摯に受け止める必要がある」と答弁していた。米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり県との対立が先鋭化する中、翁長雄志知事に批判的な石垣市との関係強化を図る戦略も見え隠れする◆「離島苦」の克服が至上命題の石垣市にとって、国との良好な関係は千載一遇のチャンスになる。インフラ整備を着実に進め、離島の「不利性」を離島の「魅力」へと転換する足掛かりにしたい。