2017年

2月

17日

訪米した安倍晋三首相に…

 訪米した安倍晋三首相に対するトランプ大統領の厚遇ぶりが話題になっている。ホワイトハウスで出迎えたトランプ氏は「握手だけしようと思ったが、安倍首相を見て思わず抱きしめたくなった」とハグ。さらに日米首脳間では史上最長といわれる19秒の握手をしたが、潔癖症のトランプ氏は、実は握手嫌いで有名だ。そして異例の「ゴルフ外交」◆伏線はトランプ氏の大統領就任前にニューヨークで実現した初会談時の好印象にあったようだ。安倍首相は徹底してトランプ氏の人柄を調査し、好きな話題や嫌う話題などを把握した上で会談に臨んだという。ビジネスマンのトランプ氏は、入念に準備した安倍首相の姿に感銘を受けたのだろう◆立場は変わるが、記者の取材にも似たような場面はある。ある著名人にインタビューした際、のっけから「ぼくの著書は当然、読んできたよね」と言われ、著書に全く目を通さなかった筆者は目を白黒させた経験がある◆記者になりたてのころ、先輩に口を酸っぱくして言われたことは「段取り」の大切さだった。それが、いつしか忙しさにかまけて、危うい「出たとこ勝負」になってしまっていた◆政治もビジネスも同じで、一番大事なのは準備だ。偉大なビジネスマンは、偉大な政治家になる条件も備えている。