梅雨になってもヤエヤマボタル

 梅雨入りしてしばらく経つ5月23日の夕暮れから、於茂登岳の登山道周辺で、本格的なヒメハルゼミの鳴き声が聞かれるようになっている。
 夕刻の於茂登岳周辺のセミの大合唱は午後7時を過ぎると一気に消え、やがて15分ほどでヤエヤマボタルが点滅を開始する=写真。
 ホタル観察のガイドが連れてくる観光客は、梅雨入りしてもまだ途絶えることなく、暗闇に息づく生物世界の神秘に触れている。
 梅雨時期を観光のオフシーズンと考える人もあるが、熱帯雨林を思わせる多彩な生物の鳴き声が響く、多湿な夜の森もなかなか体験できない異次元空間だ。